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October 23, 2004

「楽園の泉」

 「軌道エレベーター」というのをご存じ?知っている人はサイエンス・ファン、「楽園の泉」を知っている人はSFファンといって間違いないでしょう。
そう遠くない将来、現代よりもはるかに大規模な宇宙開発が必要になるというのは、誰もが納得していることだと思います。そこで問題になるのが、宇宙空間への輸送システム。現在の使い捨てロケットやスペースシャトルのような輸送機関ではコストがかかりすぎるだけでなく、環境負荷も相当なもの。スペースシャトルの補助ロケットブースター(個体燃料ロケット)は、その動作(燃焼)時にかなりの酸性ガスを噴出、そのガスの影響で発射場周辺は強い酸性雨が降り、その近くの湖(池?沼?)は酸性が強くなりすぎて生き物が住めなくなってしまったとか。個体燃料ロケットの酸性ガス問題はスペースシャトルだけでなく、他の各国のロケットについても程度の差こそあれ、同様でしょう。
それら諸問題を解決する、画期的な宇宙輸送機関として期待されているのが「軌道エレベーター」なのです。「軌道エレベーター」という言葉そのものを聞いたことがない人にとっては、それを聞いてもなんのことだかピンとこないかもしれません。何かというと、その名前のとおり、エレベーターです。宇宙空間までずうーーーーーっと高く延ばしたエレベーターです。冗談を言ってるわけじゃないですよ。すごくマジメな話です。「そんなの出来るわけないじゃない」と思うかもしれないけれど、これが実現できそうなんです。これを建造しようとしたときに問題となるのが、その素材なんだけど、最近あちこちで耳にする「カーボンナノチューブ」がその候補としてマジメに研究されているらしいのです。軌道エレベーターの素材として十分な強度を持っているとか。
「楽園の泉」は、その軌道エレベーターを題材にした、アーサー・C・クラークのSF小説で、30年ほど前に書かれている(らしい)ので、エレベーターの素材はカーボンナノチューブではないけれど(その素材が発見される前のことなので)、話はとてもリアル。リアルとは言っても、もちろん小説なので、現在実現出来ていない技術の存在を前提としているのだけど、多くのSFにありがちな「嘘くさ」さを私はほとんど感じず、話の中にぐいぐいと引き込まれる快感を覚えたのでした。時が経つのを忘れる・・・という表現がまさにぴったり!SFが嫌いでなければ、強くオススメできる1冊です。天(宇宙)へ上がる1筋の道、誰もが安全に、安価で、宇宙旅行できる将来・・・エレベーターの窓から見える青い地球の夢を見てみませんか?

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2009年5月以前」カテゴリの記事

Comments

やまさんへ

お仕事いそがしそうですね?
体調が心配です。
私もアレルギー体質なので
眩暈・鼻づまり・耳鳴りの辛い毎日です。

「カーボンナノチューブ」のこと凄い!!!
難しいので、詳しく息子(頭が典型的理系)に説明してもらって
二度びっくりです。

炭素ってとんでもない力を持っている物質
一昨日、TVで遺骨からダイヤモンドが作れる事が・・
w(゜o゜)w
私も死んだら、ティスプーン3杯くらいでダイヤにして、
残りの遺骨は樹木葬の木の下に埋めてもらおう。
環境にも優しく、形見が残る
これって良いと思わない?
 
新潟地震で大騒ぎしている中、のんきな空でした。

空さんこんばんは!
仕事のほうは、なんとか峠を越えそうです。とりあえず、来月以降は残業もかなり減りそうなので一安心(していいのかな・・・)。
さて、カーボンナノチューブ、すごいんですよ。機械的な強さだけでなく、いろいろなものの素材として、その優れた特性が期待されてるんです。もっとも身近な物では、次世代(次々世代?)テレビ(モニター)かなぁ。ポスト・プラズマディスプレイとして研究開発がかなり進んでるようですよ。薄型・省電力はもちろん、コントラストのハッキリした、より鮮やかな画面を作れるとか。少ないエネルギーで効率よく電子を放出できるという性質を応用しているので、家庭用の照明にも使われるようになるかもしれませんね。
ダイヤモンドといえば、「楽園の泉」に出てくるエレベーターの素材はダイヤモンドだったりします。ホントに炭素ってすごいですよね。ただ、実際にはダイヤモンドで作ろうとすると重すぎてしまうんではなかったかな・・・?ちなみに、軌道エレベーターは地上から上空方向へ建設していくのではなく、宇宙(静止衛星の軌道)から地上へ「下ろす」カタチになります。もう息子さんから聞かれてるかな?

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